2008年06月12日

「0億円、2時間で作った」

いやー。久しぶりに「いいお話」を読んだ。これ、ぜひ多くの人に読んでもらいたいっす。

犯行予告収集サイト「予告.in」公開 「0億円、2時間で作った」

「総務相が、ネット上の犯行予告を検知できるソフトの開発費を来年度予算の概算要求に盛り込むと発言した。費用は数億円」という報道を受け、開発者の矢野さとるさん(26)は、犯行予告収集サイトを1人で2時間で構築・公開した。

こんな概要なんですけどね。ま、このサイトがちゃんと機能するかどうかは、やってみないとわからないかもしれないけれど、この矢野さんの行動力とスピリッツは、いいよ! 国はなんでもかんでも金を出してとなるけど、こういった善意で行動する人もいるわけで。ね。

矢野さんは「2chで犯行予告を探し、通報しているボランティアは多い。そういった“ネット上の良心”をリソースに、人手で探す人海戦術のほうが、より精度が高いだろう」と考え、CGM(Consumer Generated Media)型防犯システムを発案したという。

 「最近は、ネットの悪い部分ばかり取り沙汰され、いい部分があまり出てこなくて悲しい。2chの住人の地道な活動などが、こういうツールやサービスを通じていい方向に使われば」

「最近は、ネットの悪い部分ばかり取り沙汰され、いい部分があまり出てこなくて悲しい」。本当にそうっすよね。んで、市井の人の良心をベースにこんなシステムを作るなんて。クゥー。惚れた!矢野さん惚れ!
久しぶりに「いい話だなぁ」と思ったっす。はい。

2008年06月11日

秋葉原事件。英読者のコメント

秋葉原の事件。日々、事件の状況などが詳しく報じられていますね。
さて、そんななか「秋葉原の無差別殺傷事件、英米ではどう見られているか 英タイムズ紙の読者コメント」というエントリーが興味深いです。

この事件は英語メディアでも随分と報道されていて、現時点で145種類の記事が複数のメディアに延べ1034掲載されています。《中略》内容的には日本で報じられている以上のものは特にないのですが、今回は英国のタイムズ紙の秋葉原の事件の記事に1日で100を越す大量の読者コメントがついているなど、イギリスなど英語圏読者も自国と関係のないニュースとしては異例に関心が高いようなので、コメントの訳を併せて紹介します。

ま、こんな概要でして、この事件に対してイギリスの市民がどんな感想を抱いているのか――これを見ていくと、日本に対してどういうイメージをもっていたのかが、リアルに伝わってきます。

日本訪問を延期したりしないように。素晴らしい所だ!東京でも1キロ毎に交番があって安全を感じるし、人々は法を守り、犯罪は滅多にない。彼等は十分にナイスな人々であるが、孤独でプライベートで、煙草を沢山吸い、一生懸命働き人生を楽しんでいる。
日本人は世界一ナイスな人々である。しかし彼等のロボットのような人生は理解出来ない。彼等の人生の大部分は仕事、旅行、パチンコや飲み屋(妻同伴でなく)で過ごされる。若者が生きる意味を理解出来ないのは不思議ではない。

例えばこんなコメントです。ふーむ。彼らにとって何が“不思議”に映るかが伝わってきますね。

※このエントリーは「はてブ」で知ったのですが、このエントリーがアップされている『Red Fox 』というブログ自体もとても興味深いです。アメリカ在住の作者が英文記事を基にいろいろ社会問題について書いておられるんですねー。こういった良質ブログとの出会いも、ソーシャルブクマができてから増えましたね。いい流れかと思いまふ。

2008年06月09日

ライブ型犯罪

昨日の秋葉原の通り魔事件。まず、亡くなった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。こんな形で人生を終えなければならなかったこと、無念で仕方ない。遺族の方々の心痛も想像すると、言葉もありません。また、お怪我をなさった方も多数おられるとか。少しでも早いご回復をあわせてお祈りいたします。

さて、事件を報じる新聞などをいくつか見たのですが、「ブログに情報アップ」なるフレーズが散見されますね。「劇場型犯罪」ならぬ「ライブ型犯罪」なんて言葉もありました。あの警棒をもって犯人に迫っている写真や、逮捕の瞬間などを撮影したのは、一般の人のようですね。また、事件後現場に来た記者が、その場にいた人たちに事件の概況を聞き「なにか画像をお持ちでないですか?」という質問が、たびたびあったようで。浅間山荘事件など、メディアの発展はたびたび大事件とリンクして語られるものですが、この事件もそういった語られ方をしそう。ふーむ。

んで、ブログ界隈もいろんな発信をされているので、見てみました。

まず、『アキバBlog』さん。街に出てのルポが多いブログですが、今回の事件でもいくつもの写真をアップされておられます。また、関連記事のリンクも豊富です。
「秋葉原通り魔  事件発生現場の様子」
しっかし、このレンタカーのトラックが突っ込んできて、その中に通り魔が乗っているとは、想像もつかない。なんか緊迫感のないクルマだ。これ。

んで、そこにいた人はどんな気持ちだったのだろうか――と思ったら、まさに現場に居合わせた方が、リアルなルポを書いておられました。

秋葉原通り魔事件 現場に居合わせた者の主観的記録」(『筆不精者の雑彙』より)

 考えてみれば、逃げる時の路地が東西逆だったら死傷の可能性もあったわけですが、今思い返してみても特に「怖い」と実感したとか、そのようなことはありません。事態の全容がその近くに居過ぎてかえって分からず、変に生々しい断片を見ていると、ただひたすら「わけが分からない」ような、不条理な感覚がするばかりです。  その不条理感を克服する為に、この記録を綴ったというわけでもあるのですが

締めにこんな感想を書いておられますが、とてもリアルな記事です。テレビなどで作ったリアルは、リアルっぽいけどウソっぽい。本当のリアルというのは、こういったものなんだと改めて感じさせてくれます。

というわけで、この事件。ブログでもまだまだ関連記事が出そうなんで、追ってみたいと思います。

2008年06月08日

普通のトラバも「自己トラバ」もオススメです!

こないだトラックバックについて、「みんなあまり使わない気がするし、トラバってブログの真骨頂!みたいな感じに言われていたわりには、本当に有効なのって少ないし、終わっちゃった感じがするんです」って書いたら、「そんなことないよ!」ってトラバをいくつか送ってもらって、とても嬉しいです。

きっかけになったのは、小飼弾さんがこちらの記事を読んで「TBを見直せ、いや打ち直せ」という記事を書いてくださったことでした。

今ほどTBが使いやすくなった時代も存在しない。むしろTBの功罪がはっきりし、経験値が高まった今こそTBをもっと活用すべきなのだ。「TBオワタ」というbloggerこそオワタと弾言しておこう。

背筋が伸びました! 

小飼さんが、ここでブログの“時代”というものについて言及されておられるけど、たしかにそういう側面はあるかも。

最近、ぼんやりと感じてましたが、ブログをやる絶対数ってのは減ったような感じがするけど、ブログをやる人の意識はかなり高まってますよね。

昔のような「ブーム」のような扱いはなくなったけど、SNSでなくブログをやるという人には明確な意識を持った人が増えたし、「今ほどTBが使いやすくなった時代も存在しない」というのは、そうかも。

うーん。そんなときになんか弱気メッセージを送って、すいませんでした! これからもトラバとともにブログのポジティブエッセンスを紹介しようと、心を新たにした僕であります。そうそう、あと小飼さんのそのエントリーに、とても興味深いトラバ活用法が紹介してありました。

実は本blogに最も多くTBしているのは、本blogそのものである。過去記事に言及する際に、一緒にTBするのだ。こうすることで、最新記事→過去記事のみならず、過去記事→最新記事の逆リンクを簡単に生成することが出来る。さもなければ過去記事を編集しなおさなくてはならないがそれは実に面倒でもある。

名付けて「自己TB」だとか。たしかに、こうしておけば、検索で過去記事に来た人を関連記事に上手に案内できますねー。初めて知ったなーこれ。うーむ。最近、ブログというものにたいして、新たな発見とか驚きとかなかったんですけど、これは怠惰が原因だったなー。

というわけで、またこれからも新たな気持ちでブログネタを書いていきます。もちろんトラバも打ちまくりますので! 最近、ちょっと更新もノンビリモードだったんですが、頑張りますので、みなさん今後ともよろしくお願いいたします。小飼さん。改めてですが、どうもありがとうございました!

2008年06月07日

トラックバックはなぜ流行らなかったのか

『極東ブログ』さんのところで「もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。」という記事が出てから、ブログ界隈でいわゆる「ブログ論」みたいなものが、盛んにアップされてます。

ま、事の発端は、ブログのコメント欄に悪意のある書き込みがあり、それを見て自殺したという少女のお話でして、コメント承認の是非とか、そのあたりについて書いている人が多いですね。

興味のある方は『極東ブログ』さんはじめ、いろいろまとめなどご覧いただければ。

んで、僕も遅ればせながら気になったことを書こうと思うのですが、それはトラックバックについて。極東さんのエントリでも「トラックバックは承認制にしなさい、ほとんどはゴミだから。」という意見があるんですが、なんとなく同意なんですよね。僕も。

んで振り返って考えてみると、僕も、04年頃には、ブログの本などにトラックバックの革新性とか、それがもたらす未来像なんてのを書いてました。でも、ほとんどと言っていいほど、その力を発揮することなく、誰も見向きもしなくなったのが、トラックバックですね。ほんとに。

その要因は、いくつかあるかと。

まず、ブログを書く人というのが、思ったほど、他人のブログを読まなかったってのがありますね。要するにトラックバックって、他人のブログを読まない人にとっては、何の意味もない。自分のブログがあり、かついろんな人のブログを読む人。これがあまりいなかった。

あと、スパム。今でこそ、言及リンクなどがないトラバを受け付けない構造が主流ですけど、黎明期はそんなのなくて、スパムがすごかった。その鬱陶しさゆえ、みんなトラバが面倒になった。

ま、それでもトラバが有効ならみんな活用したんでしょうけどね。そんな必要も感じなくなった。

この要因のひとつに、ブログをやっていくと、読むブログもわりと限定されてくる。すると、そこにはなんとなくコミュニティができてくる。コメントやメールのやりとりでね。すると、わざわざトラバを利用する必要性を感じなくなる。

また、トラバを送らなくても、どうせみんなわかるだろうって考え方も最近多いと思う。自分のブログを管理していると、突然アクセスが増えたりすると、そのリンク先を自分の管理ページで見ることができる。また、自分のブログの名前をたまに検索する人もいる。そうなると、わざわざトラバを送らなくてもわかってくれるしなーという感覚にもなる。これもトラバをやらない人が増えた要因のような。

ま、つらつら書いたので、まだ他にも要因はたくさんあるでしょうけど、本当にトラバは本来の力のほとんど発揮することなく、終わった感がしてます。僕。

ま、それを嘆いているわけでもないんですけどね。なくてもなんとなくブログ界は回っているからなー。

つーわけで、また、最近ブログについて思うことでも書いてみようかと思ってまふ。ほい。

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