2005年07月05日

「坪内祐三&福田和也」対談に思うこと

今、売っている『SPA!』の
坪内祐三&福田和也の対談「これでいいのだ!」で
ブログについて語っているのですが
うーん……そうかなぁ?
と思うことがあったので、ちょっと書いてみようかと。

坪内 ブログは基本的に閉じたファミリーの関係で成り立っているから、 シンパか、あるいは敵しか存在しない世界。そこが気持ち悪いんだ。 だってSPA!のこのページにしても、敵でも味方でもない“中間” に ほとんどの読者がいるわけじゃない?

こんな発言をされておられる。でもさ。
ブログでも、ほとんどの読者が“中間”にいると思うのは僕だけ?
もしかして、坪内さんってば、ブログのエントリーと
コメントだけ読んでそう思ったんじゃないっすか?

そりゃコメントを残す人は、シンパだったり、
あるいは敵(ってこの表現も変だけど(笑))であるケースが多いですよね。

でも、ブログの読者のなかでコメントを残す人なんて
全体から見たらほんの一部なわけで、
その人たち以外は、読んでも「ふーん」って思うだけの
シンパでも敵でもない“中間”ですよ。

あと、坪内さんは

ネットで文章を書く人が増えてるから、かえって若いコラムニストが 出てこないのかもよ。

なんておっしゃってる。ま、そういう側面もあるのかも知れませんが、
僕は個人的には若いコラムニストが出てこない理由は、編集サイドの怠惰と
出版界全体が冒険心、遊び心を失ったせいだと思います。
(今、いろんなコラムを実験的にやってて面白いのは
『TV.Bros』くらいじゃないですか。一昔前は、エロ本が
若手コラムニストの登竜門的な役割を担ってたんですけどね……。
エロ本のオモシロコラムとかなくなってきましたね……)

坪内 オレ、2誌で日記を連載しているけど、タダで日記を書く気ないもの。

これですよ。これ。商業誌の編集者として、日記のようなものを
2人の編集者が頼んでいる現状が、編集サイドの怠惰と
出版界全体の冒険心がなくなった、わかりやすい例ですよね。

どう考えても、他誌で日記を書いている人に
「でも、うちでも書いてくださいよ、日記」なんて頼むべきじゃない。
でも、坪内さんの方が名前も通っているから……とか
他の若手も知らないし……なんて理由で、こんなことになっているわけですよね。

なーんて、ちょっと毒づいてみましたが
この『SPA!』の対談、けっこう好きっす。

今回も、福田さんが「物書きにはオフはない」ということをおっしゃってて
ええ話だなぁと思いました。

あと、いつもいろんな場所で飲みながら対談してて
ちょっとした飲み屋ガイド的な側面も持っているのが好きです。はい。

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» 坪内祐三に、ブログのことは語れないだろう。

  • 2005年07月06日 13:06
  • from ある編集者の気になるノート

「坪内祐三&福田和也」対談に思うこと (このブログがすごい!BLOG) を見て思ったのだが、坪内祐三にも「守備範囲」があるのだから、なんでもかんでも語ら... [続きを読む]

» いいコラムや小説を書きたいなら、まずブログはやめたほうがいい

  • 2005年07月07日 00:01
  • from STORY〓BUSINESS

こんな煽りタイトルがつけられていた今週の坪内祐三、福田和也両氏による対談「これでいいのだ!」(週刊「SPA!」に連載)。 「このブログがすごい!... [続きを読む]

» 読者がブログに求めるもの。

  • 2005年07月19日 12:15
  • from kan-nonの禁断の秘密日記

会社においてあった週刊SPA!7/12号の記事に、「いいコラムや小説を書きたいなら、まずブログをやめたほうがいい」という、坪内祐三さんと福田和也さんの対談が載っ... [続きを読む]

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